
Googleアドセンス、プライバシーとメッセージ
2021年11月、ある日突然、Google AdSenseの管理画面に
「プライバシーとメッセージ」
という項目が増えました。
「なんだこれ?」
と思った人のために、その正体を解説します。
Googleアドセンス、プライバシーとメッセージとは?
プライバシーとメッセージ

Googleアドセンス、プライバシーとメッセージ
Googleアドセンスの管理画面を開くと、左側に
- ホーム
- 広告
- サイト
- プライバシーとメッセージ
- ブロックのコントロール
- ……
などの項目が並んでいます。
「プライバシーとメッセージ」のページを開いてみてください。
この画面は、
「個人情報を収集してもいいですか?」
「・はい ・いいえ」
みたいな、メッセージを管理するための機能です。
これらは、
- GDPR
- CCPA
という2つのルールに対応するためのものです。
しかし、GDPRはEUの個人情報保護法に準拠するためのものです。
CCPAは、アメリカのカリフォルニア州の個人情報保護法に準拠するためのものです。
しかも、対象となっているのが年収2500万ドル(約28億円)以上の企業です。
ハッキリ言って、日本で個人で運営しているブログで読者も日本人という場合には、ほぼ関係のないものです。
というわけで、GDPRとCCPAのプライバシーメッセージ機能はオフにしておくことをおすすめします。
Googleアドセンス、プライバシーメッセージをオン/オフする方法

Googleアドセンス、広告、編集
「広告」の「サマリー」画面で、「編集」(鉛筆アイコン)をクリックしましょう。
プライバシーに関するメッセージ

Googleアドセンス、プライバシーに関するメッセージ、オフ
「編集」アイコンを押すと、上記のような広告設定の編集画面が開きます。
右上に
- 広告設定
- プライバシーに関するメッセージ
というタブがあります。
デフォルトでは、「広告設定」になっているので、「プライバシーに関するメッセージ」に切り替えましょう。
- GDPR同意メッセージ
- CCPAのプライバシーメッセージ
の2つがオフ(グレー)になっていればOKです。
オン/オフを変更した場合は、「サイトに適用」ボタンを押しましょう。
メッセージのオン/オフ状態を確認

Googleアドセンス、プライバシーとメッセージ
「プライバシーとメッセージ」の画面に戻り、
- GDPR
- CCPA
の2つの項目が「メッセージ:オフ」となっていればOKです。
プライバシーメッセージをオンにするとどうなるか?
「GDPR同意メッセージ」をオンにしてみる

Googleアドセンス、プライバシーに関するメッセージ、オン
上記のように「GDPR同意メッセージ」をオンにすると、
「○○ asks for your consent to use your personal data to」
のようなメッセージがあなたのサイトに表示されるようになります。
「個人情報の収集に同意しますか?」みたいなことが書いてあります。
日本では、突然この手のメッセージが表示されると、サイトの離脱率が上がると思います。
まとめ
Googleアドセンスの「プライバシーとメッセージ」の項目は、
- GDPR
- CCPA
に関する設定を行うためのものです。
日本人向けのサイトでは、基本的にGDPRやCCPAに準拠する必要はありません。
これらの設定が現在オンになっていて、オフに切り替えたい場合は、
- 「広告」の「サマリー」画面を開く
- 「編集」画面を開く
- 「プライバシーに関するメッセージ」タブに切り替える
- 「GDPR同意メッセージ」と「CCPAのプライバシーメッセージ」の項目をオフにする
- 「サイトに適用」ボタンを押す
以上の操作により、設定をオフにできます。
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