pythonのプログラムを実行ファイル化(.exe化)する方法

通常、pythonのプログラムを実行するためにはpythonの実行環境(python本体)をインストールしないといけないが、pythonの環境がない人でもプログラムを実行できるようにするのがexe化と呼ばれる作業です

自分で作成したpythonのプログラムをexe化するためには「PyInstaller」というライブラリを使います

注意事項として、PyInstallerで作成したexeファイルはOSに依存します
WindowsのPCでPyIntallerを実行するとWindowsで動くexeファイルが作成されますが、このexeはMacでは動きません

PyInstallerのインストール

すでにPython自体はインストール済みであることを前提に説明します

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します

pip install pyinstaller

まずは、実行ファイル化の対象となるpythonのサンプルプログラムを作成しましょう

デスクトップに「サンプル」というフォルダを作成し
「test.py」というファイルを作成してください

test.pyの中には以下のようなpythonプログラムを書いてください

from tkinter import messagebox

messagebox.showinfo('実行ファイルタイトル', '実行ファイル本文')

先ほど作成した「サンプル」フォルダを開き
アドレスバーに「cmd」と入力してください

すると、コマンドプロンプトが開き
カレントディレクトリが「サンプル」フォルダの状態になります

コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください

pyinstaller test.py --onefile

「サンプル」フォルダの中に

この3つが新たに生成されているはずです

また、「dist」フォルダの中には「test.exe」というファイルが確認できます

この「test.exe」が目的のファイルです

「test.exe」をダブルクリックしてみましょう

以下のようなダイアログが起動すれば成功です

実行結果

「OK」を押すとダイアログが消えます

これが実行ファイル作成の一連の流れです

今回は「test.py」の中身を簡単なサンプルにしましたが、ファイルの中身が変わってもexe化の手順は同じです

「test.py」の中身を自分の好きなようにプログラムしてexe化することで、他の人にも自作のプログラムを配布することができます